ハンドドリップコーヒーを入れていて、「あれ?膨らまない」と思ったことはありませんか。
なぜ膨らまないのでしょうか、膨らまないのには原因があります。
コーヒー豆の膨らまない原因や膨らませ方、膨らまないとおいしくないの?などの疑問を解決し、おうちでのコーヒータイムを豊かな時間にしましょう。
この記事では、
・ハンドドリップコーヒーの膨らまない原因
・ハンドドリップコーヒーの膨らまし方
・豆の保存方法
・ハンドドリップコーヒーの豆はなぜ膨らむのか
・膨らまないハンドドリップコーヒーはまずいのか
についてまとめました。
ハンドドリップコーヒー膨らまない原因
ハンドドリップコーヒーの膨らまない原因はいくつかあります。
主に「コーヒー豆の鮮度」、「焙煎方法」、「お湯の温度」と言われています。
コーヒー豆の鮮度
ハンドドリップの膨らまない主な原因はコーヒー豆の鮮度です。
鮮度が落ちると焙煎した時に発生する炭酸ガスが抜けて膨らまなくなるのです。
しかし、焙煎したてのコーヒー粉は炭酸ガスがたくさん含まれている為膨らみにくく、少し寝かせたコーヒー豆が一番膨らみやすいのです。
できるならコーヒーミルを用意して豆の状態で購入するのがおすすめです。
コーヒー豆の焙煎方法
膨らまない原因としてもうひとつ挙げられるのが焙煎方法です。
コーヒー豆の焙煎は大きく分けて「浅煎り」「中煎り」「深煎り」の3つに分けられます。
深煎りの豆ほど膨らみやすくなります。
焙煎が深くなるほど「炭酸ガス」が多く発生するので膨らみやすくなり、逆に浅煎りすぎると新鮮なコーヒー粉でも膨らみにくくなるからです。
お湯の温度
ハンドドリップでコーヒーを抽出するときの温度は80~90度が適切な温度です。
注ぐお湯の温度が低すぎると「蒸らし」が十分ではなくなり膨らまなくなります。
お湯の温度を計れる温度計があると便利です。
コーヒー用の抽出温度が管理できる電気ケトルもありますよ。
ハンドドリップコーヒー膨らまし方
ハンドドリップコーヒーのの膨らまし方を3ステップで紹介します。
せっかくコーヒーを入れるのだからしっかりと膨らましておいしいコーヒーが飲みたい!次の3つを意識しておうちでも美味しいコーヒーを入れることが出来るようになりましょう。
挽きたての豆を使う
コーヒードームを作るには鮮度のいいコーヒー粉が不可欠!
鮮度がいい豆とは焙煎して1週間程度寝かせた豆のことです。
コーヒーミルを用意して挽きたてのコーヒー粉を使って抽出しましょう。
豆から粉にすることで表面積が多くなり、炭酸ガスが抜けやすくなります。
コーヒーミルを使って抽出直前に粉にすることで炭酸ガスが抜ける前に抽出することが出来るようになります。
ちょっとひと手間と思うかもしれませんが、電動のミルもあるので自分に合ったものが1つあるといいと思います。
深煎りに豆を使う
焙煎が深いほど膨らむので、深煎りのものを使うのがベストです。
そして粉ではなく、「豆」の状態で購入するのがおすすめです。
お湯の温度
抽出する際のベストなお湯の温度は80~90度です。
特に低温のお湯だと膨らまない原因になります。
高温すぎても炭酸ガスが一気に出てしまい、膨らまない原因になるので適切な温度で抽出するのがおすすめです。
コーヒー豆の保存
コーヒー豆は冷凍庫で保管しましょう。
なぜならコーヒー豆は湿気と酸素が鮮度を守るうえでの大敵だからです。
密閉容器に入れ、冷凍庫で保管するのが鮮度を保つのにベストな状態です。
密閉容器の代わりにジップロックでもいいですよ。
ハンドドリップコーヒーのコーヒー豆はなぜ膨らむの?
ハンドドリップコーヒーのコーヒー豆が膨らむのは、お湯を注いだ時に粉の中にある炭酸ガスがコーヒーの粉の粒から発生するからです。
炭酸ガスは焙煎するときに発生し、深くなるほど多く発生するので、深煎りほど膨らみやすくなります。
コーヒー豆の「コーヒードーム」といわれる膨らみこそがコーヒー豆の鮮度を表しているのです。
ハンドドリップコーヒー膨らまないコーヒーはまずい?
ハンドドリップコーヒーは膨らまないとまずいのでしょうか?
新鮮なコーヒー粉にお湯を注ぎ、全体にお湯が染み渡ると粉が膨らみドーム状になります。この状態を「蒸らし」と言い、「蒸らし」で膨らむコーヒードームの大きさが鮮度のバロメータとされているため、膨らまないコーヒーは粉の鮮度が悪く、まずいと言われているのです。
ハンドドリップコーヒー膨らまない?のまとめ
ハンドドリップコーヒーを膨らませるには「豆の鮮度」が一番重要になってきます。
新鮮な豆を抽出前にコーヒーミルで挽き、80~90度の適切な温度のお湯を注いで抽出することでコーヒードームができ、おいしいコーヒーが完成します。
挽きたての豆はいい香りもしますよ。
ちょっとしたひと手間がコーヒーを入れる時間を豊かな時間に変えてくれます。そして豊かな時間こそが幸せな人生に不可欠なのではないでしょうか。
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